速度理論とは その1

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競馬を秒等のタイムで考えるのでは無く、単位時間当たりの移動距離、即ち速度で考えて競馬予想する手法を言います。速度は具体的には時速(Km/hr)・分速(m/min)・秒(m/sec)で表しますが、競馬では分速(m/min)が分かり易いと思います。例えば、2000mを2分00秒0で走破した馬の分速 は1000m/minとなります。ところで、何故タイム・秒では無く速度(時速・分速)で競馬予想を行うのかですが、以下に、その理由を述べます。 一般論として、物事に順位をつける場合、基準になる数値と単位が必要になります。競馬予想の場合、最初に思いつくのが、タイムの単位である秒を用いて、基準となる数値はクラスと距離を特定した馬のタイムを単純平均して基準タイムを計算して、これより早いか遅いかを秒の単位で求めて馬の能力とする方法です。しかし、考えればすぐ分かると思いますが、1200mでの最高タイムと最低タイムの秒数差と2000mでのそれとでは、 2000mでの差の方が大きくなります。即ち、1200mにおける1秒の価値と2000mにおける1秒 の価値に違いある訳です。従って単純に基準タイムとのタイム(秒数)の差の大小で馬の能力を比較する事は出来ません。左上のグラフ1に示しますように2000mの方が分布の幅が広くなっているのが確認できると思います。データ1997年~1999年の全レースから採録しました。また、グラフ中の馬齢は1月1日変更の数え年になっています。

速度理論のすすめ

私の速度理論と数量化分析による競馬予想は、難解な数量化理論とドッキングして発表した為、非常に難解な印象を与えているようですが、競馬を速度で考える部分は、考えて見れば非常に単純なものです。その特長を上げてみますと。

1.競馬予想に共通な言葉を与えている事です。即ち、走破タイムと距離から、誰が計算しても同じ結果が得られる事です。ベイヤーに始まる指数形式は、まず”指数の定義”を理解する必要が有り、その後発生した流派にはまたそれぞれ微妙に定義を変えており、互換性を取るのが難しい状況に有ります。

2.速度は非常に判り易い単位です。例えば”登り坂ではれば速度は落ち、下り坂であれば速度が上がります。またコースのRがきつければ速度は落ち、直線部分が長ければ速度は上がります。つまりコースの形状の特徴を簡単にあらわす事が出来ます。

3.グラフによる視覚化が容易である。また、視覚化による問題点の発見が容易になります。

以上、速度には、これ以外に考えれば多くのメリットがあると思います。これから競馬予想の支援ソフトを作ろうと考えている方は是非速度ベースを採用して頂ければ思います。また、既に予想支援DBを完成されている方は、一度原点に戻って考え直して頂ければと思います。