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記号の消失 基礎牝馬

母馬は父馬である種牡馬と同等以上に産駒の走行能力に影響を及ぼす事は明らかですが、一年に一頭しか産駒が得られませんので、最大でも十数頭が限界です。従って、数値的なアプローチは年間数百頭の産駒が得られる父馬(種牡馬)に比べ格段に難しいと言うか不可能に近い事です。しかしながら、母系にはエネルギー代謝に深く関るミトコンドリアが核外遺伝子として100%母から子に受け継がれます。この事から母系を適当な世代(10世代位)遡って、適当な母馬を基礎牝馬として母の代わりに使用できます。この様に定義したものが以下の表に示す牝馬です。

例えば、フローリスカップは小岩井農場の基礎輸入牝馬として有名で、その子孫が2000年から2009年の間に延9000以上出走しています。2位のresopoは矢張り小岩井農場の基礎輸入牝馬であるビューチフルドリーマーの母馬に当たります。この様にサンプル数を大量に確保できれば数値解析に意味を持たせる事ができるのではと考えています。

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記号の種牡馬 距離適性

6年学習モデルから10年学習モデルに切り替えた事によりサンプル数が倍増した為、以前導入できなかった距離適性を計算してみました。また、導入した別の理由は父父馬と父馬の共線回避の目的もあります。距離適性を導入する事により共線回避が自在に出来るようになりました。

特徴的な部分を太黒枠で示しましまたが、矢張り距離適性はあるのだなーと実感しました。略巷間に言われているような結果が出ています。

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記号の乖離 B.M.SはB.M.Sに非ず?

matuzaka

量的形質とはからの続きです。ところで、前の記事に書きました血統思索者の葛藤をよく表していると思われるのが、今は更新が止まっているようですが血統の深淵が参考になります。それと量的形質の遺伝を解説している別の分野がありました。レース鳩の血統解析です。ここでもレース鳩の飛行性能が量的形質であるとの解説がありますが、聞き手の一般のレース鳩飼育者は量的形質とは初耳である様な事が書かれていますので競走馬と同じような血統観あるいは血統理論が流布されているのだなーと感心しました。ここで、また少し横道にそれますが、メンデルの法則と確率の出会いが面白いですね。弧愁と言うページに上手く纏められているハーディー・ワインベルクの法則(Hardy-Weinberg principle)がそれに当ります。でも、この辺から強烈に難解になりますね。