母馬は父馬である種牡馬と同等以上に産駒の走行能力に影響を及ぼす事は明らかですが、一年に一頭しか産駒が得られませんので、最大でも十数頭が限界です。従って、数値的なアプローチは年間数百頭の産駒が得られる父馬(種牡馬)に比べ格段に難しいと言うか不可能に近い事です。しかしながら、母系にはエネルギー代謝に深く関るミトコンドリアが核外遺伝子として100%母から子に受け継がれます。この事から母系を適当な世代(10世代位)遡って、適当な母馬を基礎牝馬として母の代わりに使用できます。この様に定義したものが以下の表に示す牝馬です。
例えば、フローリスカップは小岩井農場の基礎輸入牝馬として有名で、その子孫が2000年から2009年の間に延9000以上出走しています。2位のresopoは矢張り小岩井農場の基礎輸入牝馬であるビューチフルドリーマーの母馬に当たります。この様にサンプル数を大量に確保できれば数値解析に意味を持たせる事ができるのではと考えています。



