
現在新しいモデルを色々試していますが、今ひとつ上手くいきません。特に父父馬を導入してから、父馬(種牡馬)と共線を起こしているようで、最適値に落ちないのではと考えています。元々父父馬と父馬は同じような情報となっています。例えばダンシングブレーブ(Dancing Brave)はホワイトマズルとコマンダーチフの父馬になりますが、2004年以降現役で走っているダンシングブレーブ(Dancing Brave)の孫馬は前述の2頭の産駒しかいません。従って、父父馬のダンシングブレーブは父馬のホワイトマズル+コマンダーチーフと等価になってしまい数量化演算が成立しません。そこで、今試しているのは、常識的には重要であると思われている種牡馬(父馬)を使わないモデルです。父馬と父父馬の持っている情報量はやはり父馬の方が高いと思われますが、モデルでカバーできる範囲が父父馬では70%近くまで行けますが、父馬では20%にも届きません。そこで今回は父馬を使わず。父父馬のモデルにトライしている訳です。
ところで、一つ空いた因子に有り当てたのが表題の毛色マトリックスです。遺伝形質には2種類有ります。一つは毛色のような質的形質で一つの遺伝子情報によって決まる物です。他の一つは量的形質と言われる物で多数の遺伝子情報によって決まります。後者の例には競走馬の走る能力などがあるわけですが、遺伝子情報の在り様は質的形質と量的形質に差がある訳では有りません。もし、質的形質である毛色の遺伝子情報の近くに走る能力を決める遺伝情報があれば毛色の発現と馬の走る能力に何らかの関係があるのではと考える事もできます。
そこで、過去毛色を直接因子に組み込んでみましたが、思うような数値が出てきませんでした。ならばとして考えたのが産駒の毛色と両親の毛色の一致度です。具体的には母馬と一致するかしないかと父馬に一致するかどうかを組み合わせてみました。00は母馬とも父馬とも一致しない。10は父馬と一致するが母馬とは一致しない。01は逆に母馬とは一致するが父馬とは一致しない。11は両親も産駒も同じ毛色の4つになります。結果まだです。遺伝学的には11が最も低いと予想されますが、どうでしょうか。