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記号のマトリックス  毛色マトリックスPart2

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上のグラフの様に、想定していた通りの結果が出ました。具体的には両親の毛色が違い且つ産駒も両親の毛色と違う,即ちバラバラ(000)の毛色が最も能力が高く、次は母馬とのみ一致する産駒(010)、3番目は父馬とのみ一致する産駒(100)、最も能力が低かったのは両親と産駒が同一毛色の場合(111)と両親が同一毛色で産駒が不一致(001)であった。

何れにしましても000の場合はアウトブリードの確率が高く、001及び111の場合はインブリードの確率が高いと思われますので、今回の結果は交配の常識的な事象を確認しただけかもしれません。但し、注意して頂きたいのは毛色マトリックスの影響の絶対値は非常に低く、せいぜい予想順位を1つ上げるか下げるか位です。

なお、芝コースの計算に用いた延べ頭数は101816走で、000は20%、001は14%、010は26%、100は21%、111は19%でした。

記号のマトリックス  毛色マトリックス

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現在新しいモデルを色々試していますが、今ひとつ上手くいきません。特に父父馬を導入してから、父馬(種牡馬)と共線を起こしているようで、最適値に落ちないのではと考えています。元々父父馬と父馬は同じような情報となっています。例えばダンシングブレーブ(Dancing Brave)はホワイトマズルとコマンダーチフの父馬になりますが、2004年以降現役で走っているダンシングブレーブ(Dancing Brave)の孫馬は前述の2頭の産駒しかいません。従って、父父馬のダンシングブレーブは父馬のホワイトマズル+コマンダーチーフと等価になってしまい数量化演算が成立しません。そこで、今試しているのは、常識的には重要であると思われている種牡馬(父馬)を使わないモデルです。父馬と父父馬の持っている情報量はやはり父馬の方が高いと思われますが、モデルでカバーできる範囲が父父馬では70%近くまで行けますが、父馬では20%にも届きません。そこで今回は父馬を使わず。父父馬のモデルにトライしている訳です。

ところで、一つ空いた因子に有り当てたのが表題の毛色マトリックスです。遺伝形質には2種類有ります。一つは毛色のような質的形質で一つの遺伝子情報によって決まる物です。他の一つは量的形質と言われる物で多数の遺伝子情報によって決まります。後者の例には競走馬の走る能力などがあるわけですが、遺伝子情報の在り様は質的形質と量的形質に差がある訳では有りません。もし、質的形質である毛色の遺伝子情報の近くに走る能力を決める遺伝情報があれば毛色の発現と馬の走る能力に何らかの関係があるのではと考える事もできます。

そこで、過去毛色を直接因子に組み込んでみましたが、思うような数値が出てきませんでした。ならばとして考えたのが産駒の毛色と両親の毛色の一致度です。具体的には母馬と一致するかしないかと父馬に一致するかどうかを組み合わせてみました。00は母馬とも父馬とも一致しない。10は父馬と一致するが母馬とは一致しない。01は逆に母馬とは一致するが父馬とは一致しない。11は両親も産駒も同じ毛色の4つになります。結果まだです。遺伝学的には11が最も低いと予想されますが、どうでしょうか。

記号の市場 市場取引価格の怪

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市場取引価格のデータが公開されてから暫く経ちますが、市場取引価格の意義について解説した物は余り見かけません。市場取引価格は単純で子馬(当歳、1歳、2歳)の値段です。ここまでは分かりますが、知りたいのは値段が競走馬の能力に見合ったものであるかないかです。

結果は上のグラフの様に、一寸不思議な物でした。当歳では1億円以上の馬の能力が数百万の馬より劣っていました。1歳では価格に見合った能力を示しているようです。2歳では数百万の馬も数千万の馬も同じような能力でした。なお、この傾向はダートでも略同じでした。