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記号の光  ひかりTV狂想曲

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それは一本の電話から始まりました。その電話の主旨は、貴方の回線はBフレッツ光なので”ひかりTV”が視聴可能ですから2ヶ月の無料お試しはどうですか?と言うものでした。日頃、ケーブルTVの料金が高いなーと感じていましたので、早速申し込みました。この時、光ケーブルは進化して、ハイビジョンTVも送れるようになったかと感心しました。ただ、ここはマンション、光回線が来ているとは言え、最後はメタルなのに凄いなーと!7月初旬に申し込み後、一週間程してリモコンが付いた接続末端などが送られて来ました。

8月1日から無料期間に入ろうと思っていましたが、引越しの準備などで時間を取られてしまい、ようやく5日に光回線に繋げてみましたが2820が出てしまい失敗、この時、BUFFALOのブロード ステイションに繋げているLOGITECからLANを引いている状態が駄目かと思いセンターに電話するとやはり駄目でBUFFALOのブロード ステイションに繋げて下さいとの事でした。また、次の日、たまたま量販店に”ひかりTV”のコーナーがあったので、再度同じ質問を投げかけたところ、同じくBUFFALOに繋いで下さいとの事でした。このとき同時にIPv6対応について確認したところ大丈夫との返事でした。しかし、BAFFALOに繋いでも2820が出てしまいました。

そして、昨日、色々面倒なので、NTTから貸与されているVDSL端末に直接LANを繋いで、ひかりTVを点けたところ見事に繋がりました。また、BAFFALOのIPv6対応も気になったのでBAFFALOのサポートに電話して聞いたところ、やはり、現在使用中のものは古くてIPv6には対応していないとの事で、どうも2段でLANを引いた事が原因では無いようでした。

これで、ひかりTVに繋がり目出度し目出度しで終われると思いました。繋がったので、普段見ている民放やNHKの番組を見ようとしましたが、どうしたら良いか分からず。116に電話すると地デジを見るには光ネクスト(接続末端まで光ケーブルが繋がっている)が必要ですとあっさり言われてしまいました。自分の不注意さを呪うと同時に、電話勧誘では、そのような事は一言も言われていないので釈然としませんでした。そこで引越し先のマンションは光ネクストに対応しているか尋ねると対応していないとの事でした。

ここで、不思議に思ったのは、116が簡単に光配線かVDSLかを答えてくれたので、最初の勧誘電話で、この二つの区別が付けられるのではと思い問いかけたところ、Bフレッツ光マンションまでは個人情報では無く、光配線とVDSLの区別は個人情報であるとの事でした。何となく納得してしまいましたが、考えて見るとBフレッツ光マンションの時点で既に個人情報であるべきではないかと?

何れにしろ分かったのは、各レベルで随分いい加減な対応をしているなーと言う事で、速攻でキャンセルしました。多分、実害は防げたと思いますが、どうでしょうか?マンションの光ネクストへの対応は始まっているようですが、光VDSLでも合意が大変であったようですので、この上光ネクスト対応の合意は、理解できないあるいは必要性を当面感じないなどで大変そうですね。

記号の評価 人力評価関数の終焉

sibaitemcategory200401n20083rd092_3連休中の興味の中心は競馬ではありませんでした。早稲田大学で行われていた第19回世界コンピュータ将棋選手権(2009)のIT中継をずっと見ておりました。お陰で競馬予想はさっぱりでした。しかし、将棋ソフトの進化は凄いですね。この世界でのブレークスルーは2006年に彗星の如く現れたBonanzaが使用した機械学習という手法ですね。機械学習自身は古くからある手法らしいですが、それを実際に実感(プロと平手で対戦出来る)できるところまでプログラムとして実装できるとは思われていなかったようで、そこで、それまでの機械学習とは区別する為に現在ではBonanza Methodと呼ばれているようです。Bonanza methodで重要な点は将棋の指し手の評価関数(特徴の重み)が自動学習のみで付与されており、人間のソフト作者個人として習得した将棋力(棋力)で付与されていない事です。因みに当時のBonanzaの作者の生身の人間として棋力は殆どゼロに近かったようです。

翌年(2007)は、私としてはBonanzaが優勝すると思っていましたが、棋力の高いソフト作者のソフトに上位を独占されて、Bonanzaは4位に陥落してしまい。さらに、去年(2008)こそは優勝すると思っていましたが、またしても人力評価関数ソフトに敗れてしまいました。そして優勝と準優勝したソフトはトップアマに連勝してしまいました。ただ、この時優勝したソフトの6勝1敗の1敗はBonanzaによるものでした。Bonanzaは3位となりシード権は得ました。そして今年(2009)、当然Bonanzaが優勝となると思いきや、なんと5位に沈みシード権までも失ってしまいました。意外でした。でも、Bonanza methodとしては完全勝利でした。優勝したのは、このmethodを精緻に展開したGPS将棋であった訳です。

今回の選手権では前回優勝ソフトは2勝5敗と大幅に負け越し、過去何度も優勝した事のある人力評価関数ソフトは1勝6敗で決勝8ソフト中6位と7位であった。面白いのは前回準優勝ソフトで、このソフト作者は学習で得られた評価関数をその高い棋力で調整(ドーピングと言うらしい)したようです。今回も期待されていたようですが不参加とされたようです。GPS将棋が優勝した結果から考えると人力では無理と判断されていたようです。Bonanzaの初出場の時は1万近い特徴の重さを自動学習していたそうですが、今回優勝したGPS将棋は2万2千もの特徴の重さを計算したようです。これほどの数になれば、手動で調整する事はいくら高い棋力があっても無理な気もします。

何れにしましても、表題の人力評価関数の終焉はトッププロと対峙できるソフトとしては通過儀礼として迎えなければならないものであり、今回それが起こったようです。しかしながら、特徴の自動抽出などなど(一部には将棋のルールから学習を始めようとする意欲的な挑戦?もあったようです)というのは、まだまだ夢の彼方であり、この部分あるいは教師データの選択など限りなく人知(棋力)が必要である事も確かな事です。

記号の落馬 ポルトフィーノ 1着!

今回のエリザベス女王杯で一番印象に残ったのはポルトフィーノの快走(怪走)でした。コーナーでは流石に大外に振り出されましたが、1着になったリトルアマポーラに馬体を併せて、最後は綺麗に差しきって快勝(怪勝)してしまったではありませんか、騎手がいないのに凄いと思いました。しかし、さらに驚いたのは、レース後に放映された落馬の瞬間の映像でした。武豊騎手はポルトフィーノの前に放り出され、あわやポルトフィーノに踏みつかれて大怪我を心配させる映像でしたが、実際には武豊騎手は無事のようでした。何れにしても騎手の恐怖心は如何ばかりか計り知れないものがあります。一方、ポルトフィーノの快走を見て考えたのは、ポルトフィーノが騎手を踏みつけないようにして走ったのではないかとの思いです。馬の視野は非常に広いと言われますし、野生の段階では岩だらけの荒野を走っていた事を考えると、あながち無理な考えでは無いのではと思います。今回のエリザベス女王杯では馬の賢さを垣間見た一瞬でもあったような気がします。