現在私のソフトの買い目はタイム(速度)合計法と言うあまり一般的でない手法により求めています。この方法の利点は理論上無駄な買い目を最小にできる事ですが、問題点としては買い目を1点毎に扱う必要が有り、特に多点数になる馬単、3連複及び3連単については手入力では煩雑で事実上購入するのには至らないのではと感じています。その為、”シンプルぱっと”や”ターゲットの外部指数”などの競馬支援ソフトで使えるように買い目をCSVファイルとしてソフトから出力できる様にしました。
しかしながら、競馬場やWINSでマークシートを使われる方やIPATを使われる方に取っては予想順位をそのまま使って、フォーメーション、ボックスあるいはマルチフォーメーションで投票されているのではと思います。ここで問題となるのがフォーメイションとかボックスではどの位の点数を購入して、どの位の的中率並びに回収率が期待できるのかです。タイム(速度)合計法では既に”予想結果の纏め”やソフト自体に過去予想成績で検証できるルーチンを用意して、情報を提供しています。そこで、これに習いフォーメイションやボックスでの的中率並びに回収率を検証できるルーチンをプログラムして見ました。
ところで、的中解析のアルゴリズムを考えていて気が付いたのですが、予想を提供できるソフトをあれこれ弄くって見たのですが、どうも予想検証あるいは馬券シミュレーションに満足できるものがありません。突き詰めて行くと”同値同着予想の問題点に行き着くようです。例えば80を中心値とした指数系では、89,89,89のように同値同順位が頻繁に発生します。この場合、上位5頭ボックスの買い目を考えると、通常上位4頭か5頭目に前述の同値同順位が頻繁に現れるために上位6頭、7頭とか8頭ボックスになってしまい条件(厳密に5頭ボックス)が揃わず検証が曖昧なものになってしまいます。
同値同着の回避は、一般的には行われていないようです。買い目が多くなれば的中数が上がりますので見栄えが良くなります。ですが回収率的には問題が残ります。同値同着の解決には過去のパフォーマンス等の付加情報を付ける場合もありますが、数的に扱いが難しく検証には不向きな気がします。便法としては指数の少数点以下に馬番を入れ強制的に同値同順を無くす方法が取れます。一見インチキぽい感じがしますが統計学的には問題は無いようです。最終的な解決法は指数に重複が出現しない理論を使う事です。この点では数量化理論による予想タイム(推定速度)には全く重複が出現しませんので正確な的中解析が可能です。
以下の表はフォーメイション、ボックスなどに単勝・複勝を加えた的中率*回収率です。ただ、この数値は予想因子のパラメータに過去の実際の予想とは少し違ったものが適用されていますので、過去予想実績と全く同一では有りません。
