記号の合計  予想もタイム合計

タイム合計は最小値のネタばらしです。どこかのレース場(例えば府中-東京など)芝の2000m・16頭立てのレースとは2006年11月26日東京第7レース・オリエンタル賞の事でした。このレースでは13番人気の馬番8のガンメタルブラックが1着となり、単勝は5330円の高配当、馬連6-8は8510円、馬単8→6は28310円の万馬券となり、3連複4-6-8は21610円とやはり万馬券となりました。3連単は発売されていませんが、8→6→4となります。

ところで、もし、個々の競走馬の正確なタイムが予測されている場合、タイム合計による買い目の算出が最も合理的且つ理論的とは思いませんか?それを実際に実行しているのが速度理論と数量化分析による競馬予想なのです。下の表はオリエンタル賞の各馬の予想タイムを秒に直して良いタイム順にソートしたものです。見事に馬番8番を最上位に持ってきています。即ち、配当5330円の単勝を1点で的中させている訳です。

orient20061126_25342_image002

記号の合計  タイム合計は最小値

タイム表記は日本では十分の一秒単位で行われます。タイム合計って何?の馬番1番のタイム2.01.3は2分1秒3と言う事になるのですが、馬は平均1秒間に16mも走りますので、0.1秒では1.6mになります。十分の一秒単位での表記では1.6mもの誤差出てしまい、結果として同タイム馬が多数生じてしまいます。そこでゴールライン上で時間にシンクロナイズした写真を撮り、精度的には千分の一秒単位くらいまで読み取りが可能になる訳です。ただ、ここまでの精度で表記しても分かり難いし、タイムとしても実測では無いので、写真上で読み取れる大体の目安として、ハナ、アタマなどと表記していると思います。

タイムとして大小関係を比較するには、百分の一秒、さらに千分の一秒の数値が必要になりますので、ハナ差、アタマ差を秒数に変換する必要があります。変換式は、例えばハナ差であれば3cm、即ち0.03mを16mで除したものが、ハナ差の秒数となります。即ち約千分の2秒、0.002秒となります。下の表は、この様にして求めた着差の秒数に分を秒に変換したタイムと足して千分の一秒まで求めたタイムを良い(小さい値)順番に並べたものです。表を見れば分かると思いますが、一番上に来た馬番(この場合8)の馬が1着であり、2番目に来た馬番(6)の馬が2着で有り、3番目に来た馬番(4)の馬が3着である訳です。

また、この表から自明な事になるのですが、馬連の組合せの数は15*16/2で120通りが有りますが、その全ての組合せの2頭のタイム(秒/着差)を足したものを良い(小さい値)順番に並び直せば、一番上に必ず6-8が来ます。これが馬連の当たり目になりますし、2頭のタイム(秒/着差)の良い方から並べると8→6となり、これが馬単の当たり目になります。同様に3連複の組合せ数は14*15*16/6で560通りが有りますが、その全ての組合せの3頭のタイム(秒/着差)を合計して、良い(小さい値)順番に並び直せば、一番上に必ず4-6-8が来ます。これが3連複の当たり目になりますし、この3頭をタイム(秒/着差)の良い順番に並べれば8→6→4となり、これが3連単(後半の4レースであれば)の当たり目になります。即ち、単勝、複勝、馬連、馬単、3連複、3連単はレース後の結果のタイム(秒/着差)ないしレース後の結果のタイム合計の最小値が当たり目になる訳です。

orient20061126_11596_image002

記号の合計  タイム合計って何?

速度理論と数量化分析による競馬予想で提示される買い目が、何か変と違和感を持たれる方がおられるかもしれません。速度理論系であるJRA-VAN NEXTのデータマイニングによく”タイム合計”って何と言う質問もみられますので、多分、一般の競馬ファンには奇異に、あるいは理解しにくい概念であるようです。ここで簡単な(でも無いかもしれません)クイズを出しましょう。今ここに、どこかのレース場(例えば府中-東京など)芝の2000m・16頭立てのレース結果があります。具体的には下の表ですが、これから馬連、馬単、3連複、3連単の当たり目を求めて下さいというものです。但し、条件として馬の平均秒速を16m/sec、ハナは3cm、アタマは30cm、クビ1mとしてと仮定して下さい。

orient20061126_31002_image002_1