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記号の能力 FRACTIONAL TIMESって何?

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上の写真は現在の”POINTS OF CALL AND FRACTIONAL TIMES”です。多分…。それで、FRACTIONAL TIMESとはなにかですが、これは単純に通過タイムと訳すべきでしょう。具体的には対応する(対応しない場合もあります)コールポイントを先頭の馬が通過したタイムとなるわけです。コールポイントとはなんでしょうか、これはスタート地点あるいはゴールからのある距離を示す地点の事で、単位はマイル(mile=約1600m)となります。各コールポイントの呼び名はスタート地点は1st call(1mile以上のレースは1/4mile-約400m-地点または1/2mile-約800m-地点がファーストコールになります)または start call(発馬機から出て直ぐの各馬の順位、1mile以上のレースにはスタートコールは有りません)、次からは2nd call、3rd call、4th call またはstretch call(ストレッチ コール=ゴール前1/8mile=ゴール前約200m=最後の1furlong(ハロン))となり、最後は5th call 即ちfinish(ゴール)になるわけです。

各コールの情報とは各馬番(post position)の通過順位と一位通過した馬からの差(margin)を馬身(length=8 feet=約2.4m)単位で示したものです。fractional times、即ち、先頭の馬の通過タイムは全てのcall(コール)に有る訳では有りませんが、コール地点と対応が取れる場合”通過順位情報”(順位と馬身差)と”通過タイム”はシンクロ、即ち、同期しています。日本競馬データの場合、”通過順位情報”(コーナー)と”通過タイム”(ラップタイム)は全く同期していません。この点が日米の競馬データの原理的差であるわけです。米国データは直感的には分り難いが、個々の馬のラップタイムに近いものが得られる点では日本競馬データより優れているとも言えます。.

ようやく”個々の馬のテンの3Fタイムは存在しない”に繋がりました。アメリカ競馬の横道にそれた理由がこれです。

記号の能力 POINTS OF CALLって何?

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アメリカ競馬データには驚く事が少なくとも二つ有ります。日本では競馬に少しでも興味を持ちだされた方でも知っていると思われますが、日本の競馬データには競走馬の馬体重が載っていますし、レース数時間前には必ず当日の馬体重が発表され、前走からの馬体重の増減に一喜一憂されてるものと思います。期待の馬が前走より10Kgも減っていれば大丈夫かと疑ってしまいますね。ところが、驚く事にアメリカ競馬データには過去の馬体重の記録は一切有りません。当然当日の馬体重なども発表されていないと思われます。アメリカの予想ロジックには馬体重情報は組み込まれていないのです。

二つ目は、もっと驚く事です。競馬に少し慣れれば、誰でも、これはと思った競走馬が過去にどんな距離をどんなタイムで走破したか知りたくなるのは自然です。そして日本の競馬データには全ての馬について過去に走っていれば走破タイムと上がりタイム(ゴール前600m地点から掛かったタイム)が存在しています。ところがアメリカ競馬データには個々の馬の走破タイムが殆ど存在していません。日本競馬の常識からしたら全く信じられない状況な訳です。

それでは、アメリカの競馬データ、タイム構造はどんなものでしょう。印象を言えば”極めて単純”であると同時に”非常に複雑”であり、”素晴らしく遅れている”と言えるでしょう。上は1992年当時の”POINTS OF CALL AND FRACTIONAL TIMES IN PAST PERFORMANCES”の写真ですが現在は少し違うようです。POINTS OF CALLは日本語では”通過順位情報”と言ったところですが、定義は非常に複雑です。

記号の能力 アメリカ競馬の怪

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ドバイにおける日本の競走馬の活躍は素晴らしいですね。日本の馬券市場は米国の2倍近く有り、近来、その規模に見合う能力を身に付けて来た事を実感します。今回は、少し横道にそれますが、アメリカの競馬予想にふれて見たいと思います。上の写真は少々汚いですが、1992年7月20日、シカゴの街角で購入したDaily Racing Formです。アメリカではどうも、予想紙としてはDRF一紙だけのようです。またその内容は現在(2006年)でも全く同一と言って良いくらい変化していません。

表題の”アメリカ競馬の怪”は、正確にはアメリカの競馬予想理論の翻訳の怪という事です。即ち、英語のアメリカ競馬予想理論が日本語のアメリカ競馬予想理論になっているだけで、果たしてアメリカ競馬が日本競馬になっているかです。具体的にはアメリカ競馬データが日本競馬データとして読めるかです。DRFには”DETAILED EXPLANATION OF DATA IN PAST PERFORMANCES”と言う目が痛くなるほど小さな又品質の悪い文字で書かれたA3のページ有ります。日本語では”過去走データの詳しい読み方”と言ったところです。ここに回答があるようです。