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高度な速度理論 その3

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ここでは示しませんが、種牡馬も騎手と同様で、走破速度で見た場合は、全く同じ能力を産駒に与える影響速度を示していても、上がり速度とペース速度に分けて分析すると上がり速度が異常に遅くペース速度が異常に早いケースが有り、予想の柔軟性は、走破速度のみ場合に比べ格段に向上します。ところで、ここまで示しましたグラフを見ると単に上がりとペースが逆相関しているだけでは無いかとの印象を持たれるかも知れませんそこで、馬の能力を示すレース当たりの本賞金額の影響速度を次に示しますと、グラフより分かると思いますが、走破、上がりペースともに右上がりになっており、上がりとペース速度が単純に逆相関になっていない事がわかると思います。なお、また機会を改めて解説したいと思いますが、上がり速度とペース速度から走破速度を推定した場合、所謂レースがハイペースかスローペースかの問題も同時に解決しております。

高度な速度理論 その2

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走破速度を数量化分析した結果では、内枠有利,外枠不利の結果は、一応出ていますが、数値的には僅かな差です。上がり速度とペース速度を分けて分析した結果では、明白な差を捉えています。従って、走破速度の分析値を基にした馬の能力推定は非常に甘くなっている事が分かると思います。次に、騎手の影響速度について考えて見ますと以下のグラフのようになります。走破速度を分析した結果では、武豊騎手、岡部騎手が上位に来て、一義的な数値となってしまい、下位にいる中館騎手や武士沢騎手には一方的に不利になってしまいますが、上がり速度とペース速度に分けて分析した結果を見ると、走破速度では下位の影響速度しか示さなかった騎手でもペース速度が非常に高い騎手がおり、距離あるいは、状況によって必ずしも不利にならず、多様性のある予想が可能になります。

高度な速度理論 その1

まず初めに、走破タイムより求めた基準速度あるいは基準タイムは競馬予想には必要無いと言う事です。但し、これは各馬の走破タイムと同時に上がりタイムがある場合ですが、走破タイムしか無い場合障害レースは上がりタイムのところにデータは有りますが、これは単にmの平均タイムが入っているだけで基本的には走破タイムの情報しか有りませんは、走破タイムから求めた基準速度ないし基準タイムしか得られないのでこれらを使うしかないのですが、中央競馬には幸い各馬の上がりタイム存在するので、こう言った結論になった訳です。具体的には、上がり基準速度とペース基準速度によってしか正確な馬の能力の推定は出来ないと言うことです。最近の競馬は昔と違ってスケールが小さくなって前半から真剣に走らず上がりタイムで勝負が決するちまちました競馬が多くなったと言われていますが、果たして昔と今とは競馬のスタイルが変わったのでしょうか。一般論として、競い合って優劣を決める競技の目的は何かと考えると、全ての競技は着順を争うのであって、決して絶対スピードを争う訳では有りません。従って、昔のレースでも上がり優位であったに違い無いと私は考えています。ただ、騎乗技術が進歩した事によりこう言った印象を持つに至ったのでは無いかと思います。私の理論は、一つには競馬をタイム指数から予想するのではなく、速度で予想する道を拓いたと考えていますが、二つ目は走破タイムから求めた基準速度をもとに競馬を予想するのでは無く、上がりタイムから求めた上がり基準速度とペース基準速度からしか正確な競馬予想は出来ないとする考え方の提案です。なお、上がり及びペース速度を使うからと言って、上がり補正速度とか○○馬とか但し書きのある結論が出る訳では無く、最終的には走破速度ないし走破タイムと言う形を取ります。即ち走破速度=f(上がり速度、ペース速度)より走破速度を求め、必要であれば走破タイムと形で予想に供します。それでは、何故、走破タイムから求めた基準速度に準拠する走破速度では正確な馬の能力の判定出来ないかですが(当然ながら、所謂スピード指数も役に立ちません)、それを端的に示しているのが、内枠有利,外枠不利の問題です。以下に馬番の影響分速のグラフを示しますので、それに従って説明します。

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