この点を解決したのが、アンドリュー・ベイヤーが体系づけしたスピード インデックス(フギュア)と言う考え方です。スピードインデックスそのものは、ベイヤーのオリジナルでは無く、ハーバード大学で同級生であったシェルドン・コービッツが考えた方法であると記述されています。当時のスーパーコンピュータであるIBM360を駆使して、ある特定なクラスの各距離の平均タイムから各距離の1秒の価値を等しくする数学的にも精緻な方法で、日本で普及したスピード指数とは別次元の巧妙な手法です。しかしながら、シェルドンは数学的に基本的なミスを犯していました。それは補正された指数の分布の形です。 確かに各距離の指数頻度分布の形状は、綺麗に一致し、1秒の価値は見事に補正されていましたが、分 布が左右非対称になっていたのです。その状況を上のグラフ2に示します。データ1997年~1999年の全レースから採録しました。また、グラフ中の馬齢は1月1日変更の数え年になっています。


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