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馬場状態の1日の変動 ダート編

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ダートの場合は芝のような大きな変動は有りませんが、後半になるほどタイムが良くなるようです。今のところ理由は良くわかりませんが、走り易くなっているいるのかもしれません。ところで馬場状態の変動は予想には直接影響しません。理由は各競走馬に公平作用するからです。影響するのは各競走馬の基礎能力規定する”父馬”などのパラメーターとなります。さらに競馬予想の要とも言える各競走馬の”道悪適性”(泥んこ馬場は苦手とか)はどうなのかと言う疑問を持たれる方も多いのではと思います。この問題については別に改めて書きますが、適性には大きな落とし穴があります。なお、データは1999年1月~2002年10月までの全レース延べ79126頭から得ました。

馬場状態の1日の変動

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馬場状態の変化は非常にきれいな結果が得られました。さらに数量化では詳しい分析が可能です。競馬を観察していますと、特に芝で一日の内に馬場が荒れて行くのが判ると思います。即ちレース毎にタイムが変動している訳ですが特に重あるいは不良の場合はタイムの悪化が激しい筈です。上は芝コースのレースが進む毎の影響度ですが、良馬場以外は、特に上がりの速度が低下していくのが顕著です。1999年1月~2002年10月までの芝コース延べ77619頭からデータを得ました。

馬場状態は芝とダートで逆にタイムへ作用する。

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競馬のレースは芝とダートの2つに大きく分かれています。また、同じ距離であってもタイムに差が有ることは予想紙などのデータを見れば自明です。これは実際に公園などで芝生の上と砂場あるいは海岸の乾いた砂の上を走って見れば実感できると思います。乾いた砂だと足を取られてとても走りづらいです。競争馬も同様であり、ダートの方が遅くなり時間が掛かります。また、砂はある程度の水分を含むと堅くなり走りやすくなる事も日常良く経験しますが、競馬でも同様でダートでは良より稍重ないし重の方がタイムが良くなります。この事実は競馬を少しでもかじった方には常識の範囲ですが、具体的な数字として見ることは殆ど有りません。そこで数量化理論を用いて数字として表したのが上のグラフです。芝では馬場の悪化とともに急速にタイムが悪くなることを、ダートでは重が一番タイムが良くなり不良では少し悪くなると言った細かい動きが良くわかります。データは1999年1月~2002年10月までの全レース、芝は延べ77619頭、ダートは延べ79126頭から得ました。